| 刈り上げ(カリアゲ)・アキモチ |
| この日、荒神に稲束を供えるところは多いようです。私たちの祖先は春になると神が山から田に降りてきて秋には逆に山へ登っていくと考えていました。刈り上げの日にはそれまで稲が無事に実るようにと見守ってくれた田の神が田を去る日だとされていたのです。刈り上げは見守ってくれた神に感謝する日でもありました。人々は田の神がその日、荒神に宿るものと考えていました。稲の穂は神が寄りつくように荒神に供えられたのです。田から山へ帰る途中、家によってもらって感謝をし、それから山へお返ししたのです。 |
| 下総の農家−成田市台方の事例 |
| 成田市台方地区では刈り上げのことをカッチゲとよんでいます。各農家ではカッチゲ田という特別の田をもっており、稲刈りの最後にカッチゲ田の稲刈りをします。そのうちの5株を2つにし、左右に穂がいくように束ねます。そして、束ねたものを御神酒とボタ餅と一緒に荒神に供えます。その後、稲刈りに参加した人達全員でボタ餅を食べます。 |
| 安房の農家−安房郡三芳村山名の事例 |
| 安房郡三芳村では、この収穫祭をアキモチと呼び、収穫した新米で搗いた餅を餡でつつんだアンコ餅、太巻き寿司、赤飯、煮しめなどを作り、アンコ餅は家の神仏に供えます。 |