人形送り(ニンギョウオクリ)
人形は、ケガレを背負っているものですから最後には川に流したり、火に焼いたりするものが大部分です。人々は稲や麦の藁で作った人形を先頭におし立て、鉦や太鼓の鳴り物に歌の囃子をいれてムラ中を練り歩き、最後に人形をムラの外へ送り出します。ところが、その一方では、ムラ境に立てるという形もあります。ケガレを背負った人形は恐ろしいものであることから悪しきものが外からムラの中に入ってこようとするのを防ぐ力があると信じられていました。
成田市の台方では田植えの前である5月の下旬(以前は、この時期が田植えの季節でした)に行われます。田植えが無事にすむことを願って行われているということです。ワラ人形に紙でかたどった服を着せた武者人形を作り、竹に刺して立てます。竹には「香取鹿島大明神」と書かれた旗を結び付けておきます。人形は各家で作られますが、それを持って子供達はムラ境に集まって竹を叩き合わせて戦わせます。その時、「戦に勝ったぞみいさいなみいさいな」との掛け声がかけられます。勝ったものが、その場所に立てられます。
下総の農家−成田市台方の事例
この地域では田植えの前である5月の下旬(以前は、この時期が田植えの季節でした)に行われます。田植えが無事にすむことを願って行われているということです。ワラ人形に紙でかたどった服を着せた武者人形を作り、竹に刺して立てます。竹には「香取鹿島大明神」と書かれた旗を結び付けておきます。人形は各家で作られますが、それを持って子供達はムラ境に集まって竹を叩き合わせて戦わせます。その時、「戦に勝ったぞみいさいなみいさいな」との掛け声がかけられます。勝ったものが、その場所に立てられます。