房総の地衣類

Spilonema revertens Nyl.

カタマリケゴケ

種の記載等・・・「日本の地衣類(ウェブ図鑑)」から
メモ

高宕山系の稜線上の明るい岩上で,Psorula rufonigra ヒメカイガラゴケのマットに混じって確認された.県外では,河畔の明るい岩上で見つかっている.

【文献】原田 浩.2023./ 日本地衣類誌(10).Spilonema revertens カタマリケゴケ./ Lichenology 22 (1·2): 75–80.
生態写真
土上に生育する様子.すこし湿っている.
(準備中)    
A B C
実体顕微鏡下の拡大写真等
標本1)Harada 19671(Psorula rufonigra ヒメカイガラゴケに混じって生える)
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A.Psorula rufonigura ヒメカイガラゴケの鱗片状の地衣体の間に生じる B.鱗片の間にある黒い塊が本種 C.黒っぽい,微細な糸状体が密集し半球形のクッションを形成している
生物顕微鏡下の拡大写真
標本1)Harada 19671
 ・ 地衣体(GAW標品)
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A B.地衣体クッションの基部 E
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C.表面からは,菌糸はほとんど確認できない D E.クッションの基部には青黒い菌糸がある
2024.1.24制作