#032 Alectoria nigricans (Ach.) Nyl. | |||||
【外部形態等】地衣体は樹状,高さ5cm程度,直径5~10cm程度のマットを作る.等長あるいは不等長ニ叉分枝を繰り返し,一部で仮軸を形成し,立ち上がった後に倒れて伸びる.主枝は太く直径2~3mm,淡灰褐色,平滑,ほとんど光沢はない.末端の細い分枝は暗灰色となる.擬盃点は類白色で多少とも隆起し,分枝の長軸に沿って多少とも伸び,太い主枝では目立たず,細い分枝に多い. 【フォトビオント】Trebouxia |
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【化学成分】アレクトリア酸(文献1). 【分布と生態】高山の地上に生育する.矮性低木などに混じることが多い.北海道・本州中部. |
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ホグロタテガミゴケ/穂黒鬣苔 Alectoria nigricans (Ach.) Nyl. |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. | |||||
執筆:原田浩,2021 | |||||
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