#794 Lobaria tuberculata Yoshim.

網目状の隆起があるカブトゴケ類の中では,緑藻を主な共生藻とすること,顆粒状から円筒状の裂芽を生じることで,チヂレカブトゴケ(L. isidiophora)に似る.チヂレカブトゴケに比べて,裂芽が伸長せず顆粒状であること,スチクチン酸・ノルスチクチン酸を欠き髄層がP−,K−であることで異なる.

【外部形態等】(準備中)

【化学成分】スチクチン酸,ノルスチクチン酸(文献1)

【分布と生態】北海道~本州中部.山地帯(冷温帯)上部から亜高山帯に分布し,樹皮着生する(文献1)

ツブカブトゴケ/粒兜苔

Lobaria tuberculata Yoshim.

【異名等】
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.
執筆:原田浩,2021