和文タイプライターを打つ

 撮影年月日:1960年代

 撮影場所:千葉県千葉市

ワードプロセッサが登場するまで、和文タイプライターという機械が活躍していた。写真に写っている女子が使っているのが和文タイプライターである。公用文や契約書などの正式文書はこれを使って作られた。英文のタイプライターの場合は24文字のアルファベットを打てばよいが、日本語の場合はそう簡単ではない。2000字を超える活字の詰まった装置で、これを使いこなすには、かなりの技術が必要だった。

撮影:林辰雄氏