撮影年月日:1989年1月25日
撮影場所:千葉県松戸市
松戸市の特産品の一つは、ネギである。矢切の渡しで知られる矢切地区で作られており、「矢切ねぎ」と呼ばれ、他のネギと比べて太く甘く、肉厚である。明治初期に、東京都の千住から千住ネギの種子をもらい受け栽培すると、江戸川の氾濫によって押し流された土壌が栽培に適したことから、良質のネギが収穫されたことから、作付け面積が拡大し、明治12、3年頃から市場へ出すようになった。写真は、昭和54年の冬のもの。ネギを収穫してコモをまき、出荷の準備をしている。

撮影:吉野章郎氏