秋タウナイ

 撮影年月日:1950年代

 撮影場所:千葉県君津市

「うなう」とは耕すの意味の千葉の方言。写真は、秋の稲刈り後に田んぼを耕しているところ。農耕牛を使って耕しているが、2名が1組で作業をする。前を歩く人はハナドリで、牛の鼻輪につけた竹竿で牛を誘導する役目、後ろの人はシンドリで大犂(オオガ)と呼ばれる鋤を操り耕転(こうき)した。ハナドリは女性や子どもの仕事、シンドリは男性の仕事だった。

提供:吉原洋氏