手押しポンプの井戸

 撮影年月日:1930年代

 撮影場所:千葉県茂原市

縄にとりつけた桶(つるべ)を井戸に落として水をくみ上げる井戸を「つるべ井戸」という。江戸時代末から明治時代にかけて、写真に写っているような、手押しポンプ式にかわった。ハンドルを上下すると水が出てくる。写真は暑い夏の一コマ。上半身はだかで、庭で水遊びをしているのだろうか。子どもが一生懸命に水を出している。

撮影:木村大三郎氏