撮影年月日:1979年2月28日
撮影場所:千葉県千葉市花見川区
大賀ハスは2000年前の古代ハスとして有名だが、その発見地は東大検見川グラウンドだった。花見川下流に拡がる草炭は戦時中には燃料として使用されていたが、1951年、大賀一郎博士と花園中学校の女生徒によって地下6mの泥炭層から発見された3粒のハスの実のうち1粒が発芽、翌年にはピンク色の花を咲かせ、1954年には県天然記念物に指定された。写真は指定の4ヶ月前に撮影されたものと思われるが、現地(検見川神社北西1km)のハス池は今では「大賀ハス発祥の地」として緑地に整備され、池の中には立派な石碑が建っている。

撮影:吉野章郎氏