房総の地衣類

葉状地衣:ゴンゲンゴケ属/ Hypotrachyna

※全種の写真が掲載されているわけではありません

 

広義ウメノキゴケ属の一員の本属は,地衣体が小形から中形で,偽根が明瞭なニ叉分枝をする種が多く,多くは地衣体背面に裂芽か粉芽,パスチュールなどを付ける.

1a.裂芽を生じる種.....A
1b.パスチュールか粉芽を生じる種・・・・・B
1c.いずれも生じない種・・・C
A.裂芽を生じる種
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Hypotrachyna koyaensis コウヤゴンゲンゴケ(●)   県内から何種かの類似種が知られるが,それらの区別には,地衣成分を調べる必要がある.
B.パスチュールか粉芽を生じる種
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Hypotrachyna osseoalba ゴンゲンゴケ(●) パスチュールがある.
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Hypotrachyna pseudosinuosa タカハシゴンゲンゴケ(●) 粉芽塊がある.
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Hypotrachyna revoluta ハコネゴンゲンゴケ(●) パスチュールが粉芽化する.
C.いずれも生じない種
ph    
Hypotrachyna adducta ナメラゴンゲンゴケ(●) 裂芽,パスチュール,粉芽のいずれもない.子器が多数つく.