当館の調査研究事業の成果として,それまで県内から記録されていなかった種を多数発見し,発表しましたので,それを反映するために,チェックリストを何年かごとに改訂していきました. |
・第2版(1998年発表.文献2).この最初の改訂で201種を認め,前回から70種増加した. |
【文献2】原田 浩.1998.「千葉県産地衣類のチェックリスト(第2版)」.千葉県中央博自然誌研報 5(1): 5-14. |
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・第3版(2002年発表.文献3).249種を認め,48種増加した. |
【文献3】原田 浩.2002.「千葉県産地衣類のチェックリスト(第3版)」.千葉県中央博自然誌研報特別号(5): 133-142. |
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・第4版(2008年発表.文献4).前回と同じ249種を認めた. |
【文献4】 原田浩.2008.「都道府県別地衣類チェックリスト(4)」. 千葉県.Lichenology 7(1): 103-123. |
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・第4版補遺(2017年発表.文献5).277種を認めた(28種増加). |
【文献5】 原田浩・坂田歩美.2017.「千葉県産地衣類チェックリスト」第4版,補遺.千葉県地衣類誌資料 (2): 3-4. |
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その後,当館の重点研究「「房総丘陵の自然─ 過去,現在,未来─:植物学」に参加し,東京大学千葉演習林内で地衣類相調査を実施した結果,22種を千葉県新産として発見しました(文献6).その他,東京大学千葉演習林を含む千葉県南部で採集した標本に基づき,複数の新種を記載しました. |
【文献6】 原田浩・坂田歩美・泉宏子・吉川裕子.2017.東京大学千葉演習林の地衣類相.千葉県中央博自然誌研究報告特別号 (2): 3-4. |
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・2022年3月現在,千葉県から317種が記録されています. |