クズレマツゲゴケの地衣体縁部付近のやや飛び出している部分の表面は,細かく区画状に割れて,はがれやすくなっています.はがれていく,この区画のことをシジディアと呼びます.
粉芽と同様に,栄養繁殖に関わっていると考えて良いでしょう.
このようなシジディアが見られる,ウメノキゴケ科の種:
クズレマツゲゴケ Rimelia hawaiiensis
ヒロハセンニンゴケの地衣体にできるシジディアは,ほぼ円盤状で,形が整っています.
センニンゴケのものは,もう少し丸い傾向があります.