生態園の自然 20200422_05

 2020/04/22(水)

 クロコノマチョウ

これはクロコノマチョウというチョウです。越冬した成虫と見られ、翅がぼろくなっています。脚が4本しかないのは、取れてしまったわけではなく、タテハチョウ科共通の特徴です。南方系のチョウで、昔は千葉にいませんでしたが、少なくとも20年前には出現していました。今はすっかり定着した感があります。このチョウの幼虫はススキやアズマネザサなどのイネ科植物を食べます。三島小学校で撮影した幼虫の写真を添付します。頭だけをみるとほぼウサギにみえるかわいいイモムシです。頭の色はまっ黒だったり、緑色がちだったり変異があります。夏に見られると思います。

  • クロコノマチョウ幼虫 2002/08/05清和県民の森にて

(尾崎煙雄)

 

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