生態園の自然 20200512_01

 2020/05/12(火)

 ランミモグリバエ

このハエはおそらく「ランミモグリバエ」です。ランミモグリバエは体長3ミリほどの小型のハエで、キンランを含む多様なランの果実に産卵し、幼虫は種子を食べます。花芽に産卵し、開花前の花を食べることもあります。関東ではおそらく国内外来種で、エビネブームの頃に分布を拡げたようです。寄生されたキンランは種子生産が95%くらい落ちるそうです。他にもシュンラン、マヤラン、クゲヌマラン等にも寄生するようなので、花後のランに3ミリほどのハエが止まっていたら、ランミモグリバエの可能性があります。

(尾崎煙雄)

 

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