生態園の自然 20200830_03

 2020/08/30(日)

 トビイロスズメ

ススキ草地のクズの葉にイモムシがいました。トビイロスズメの幼虫と思われます。脱皮した直後のようで、お尻の後ろに脱ぎ捨てた脱皮殻がありました。スズメガ類の幼虫のお尻には「尾角(びかく)」という棘があります。幼虫の成長につれて尾角の相対的なサイズは小さくなります。つまり、若齢なほど体長に対する尾角の長さの比が大きいのですが、脱皮殻の尾角をみるとそのことが見て取れます。

(尾崎煙雄)

 

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