生態園の自然 20200901_07

 2020/09/01(火)

 クロウリハムシ

ススキ草地でスズメウリの葉を食べていました。右の個体は葉をかじって半円形の模様をつけているところです。ウリハムシやクロウリハムシに見られるこの行動は、葉を食べる前に半円形にかじって葉の維管束を切断する作業です。ウリ科植物が被食回避のために分泌する忌避物質を遮断してから食べるためと考えられており「トレンチ行動」と呼ばれています。

(尾崎煙雄)

 

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