生態園の自然 20220721_14

 2022/07/21(木)

 ヤノクチナガオオアブラムシ

モミ林とイヌシデ・コナラ林境界付近のエノキの蟻道にいた個体。この変わったアブラムシは、蟻道内でアリと共生します。長い口吻を幹に挿して汁を吸い、お尻から甘露を出します。アリはその甘露を舐めています。蟻道を壊すと、慌てたアリがこのアブラムシをくわえて引きずり、隠そうとするのが面白いです。アリにとっては大事な食料なんですね。

(西内李佳)

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