生態園の自然 20240825_01

 2024/08/25(日)

 サネカズラ

園路を横切って生えているサネカズラの雄花と蕾、若い果実です。
サネカズラは小倉百人一首にも選ばれた「名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな」(三条右大臣)にも歌われています。人目を忍んで想い人を連れ出せたら、という意味の歌ですが、恋しい人に「逢う」と「逢坂山」、共に夜を過ごす意味の「小寝(さね)」と「サネカズラ」、想い人が「来る」と蔓を「繰る(手繰る)」など掛詞が多く詠み込まれています。

(玉井里奈)

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