生態園の自然 20241122_02

 2024/11/22(金)

 カモ類とカイツブリでネコを警戒

舟田池のカモが急に岸沿いの一か所に集まって何かを警戒している様子だったので注目していると、藪の中からネコが出てきました(写真,右側のマコモの近くに灰色のネコが写っています)。カモ類はマガモとオシドリで、群れの中にカイツブリも2羽入っていました。カモ類はこのように集団で捕食者に近づいて警戒行動をとることがあり、広義のモビング(疑似攻撃)であると考えられています。長野県では、この行動を利用して、湖岸に赤褐色の犬をうろうろさせ、射程に近づいたカモ類を撃つ「赤犬猟」と呼ばれる伝統猟法があるそうです。

(小田谷嘉弥)

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