生態園の自然 20250607_01

 2025/06/07(土)

 カイツブリ

6日はヒナが1羽しか確認できなかったとお知らせしましたが、本日の観察会中に、ヒナが2羽いるのを確認できました(写真)。ヒナはまだ小さく、頻繁に親鳥の背中に入って保温されていました。くちばしの先には卵の殻を割る「卵歯」がまだついています。これは孵化後数日で脱落します。親鳥が3㎝くらいの体高のやや高い魚(フナ類の稚魚?)と、ヒメガマについている微小な昆虫?を給餌しているのも観察できました。

鳥類ボランティアの夏目さんによると、6月4日の時点でヒナ2羽を確認できたとのこと。また、ヘビによる捕食を目撃した方と直接お話しできたのですが、やはり食べられた卵は2つだったとのことでした。これらの目撃情報を総合すると、今回の繁殖では4卵産卵し、うち2卵捕食され、2羽が巣立ちということになります。

(小田谷嘉弥)

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