No.80(生態・環境ー8)
中央博資料百選
さえずりで見える軽井沢21年の環境録音
(峯岸典雄コレクション)
峯岸典雄氏(1928-2010)は、アマチュアの野鳥研究家として日本鳥類研究会を主宰し、熱心に野鳥の巣箱調査やカラスによるゴミ問題に取り組まれました。1987〜2008年には、軽井沢の別荘の庭で野鳥のコーラスを毎年録音し、録音データの解析から鳥類の減少と開発による環境変化との関係を探りました。長期録音と詳細な分析データは、軽井沢の自然を知る貴重な資料として、千葉県立中央博物館に寄贈されました。
峯岸典雄氏