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【冬−4】

東都三十六景    亀戸天満宮

 絵 師: 楊洲周延(ちかのぶ)
 生没年: 天保9年〜大正元年
      (1838〜1910)
 制作年: 明治16または17年
収蔵番号: 110




窓の外は雪景色ですが、窓辺に置かれた鉢の枝垂れ紅梅は見事に咲いています。上の枠内には都々逸「憎い仕打と思ひし兄が弟に優った実が阿る(こせん)」、狂句「積る孝 堀出し物も雪の中(皆しん)」とあります。
おそらく明治時代に入ってからの作品と思われ、「洋紅」とよばれる輸入染料の赤い色が目を引きます。
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