No.118 2002/12/02(月)

 ヤツデの花とアブ


 シロダモ、ヒイラギに続いてヤツデの花も咲き始めた。晩秋に花を咲かせる木は常緑広葉樹が多い。

 ヤツデの花は両性花。直径5ミリくらいの花が球状に集まって花序をつくる。

 12月の低温の中、ハチやチョウや甲虫はほとんどみかけない。この季節、花を訪れるのはもっぱらハナアブ類である。

 これはオオハナアブ。ヤツデの花序の上を活発に歩き回って蜜をなめていた。花も虫も少ない季節。お互いに大切なパートナーだ。

(K)

 ヤツデ Fatsia japonica(ウコギ科)

 オオハナアブ Phytomya zonata(ハナアブ科)


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