No.121 2003/01/14(火)

 サンショウウオの卵


 今年もまた、トウキョウサンショウウオの産卵が始まった。昨年の初認日が1/25だったので、今年はさらに早い。

 岩の割れ目からしみ出す水を集めた池。これを地元では「井戸」と呼ぶ。その水底に半透明の卵嚢が産みつけられている。

 目をこらしてみると、30センチほどの水底に沈んだ枝に、2対4個のバナナ型の卵嚢。その中に直径2〜3ミリの卵が数十個ずつ入っている。

 例年だと、産卵はこれから3ヶ月ほど続く。

(K)

 トウキョウサンショウウオ Hynobius tokyoensis(サンショウウオ科)


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