No.154 2004/05/12(水)

 シカの角の化石発見!


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   梅ヶ瀬渓谷を歩いていて、ふと足元を見るとシカの角の化石が落ちてました。
   群馬県立自然史博物館の高桑祐司学芸員に写真を見ていただいたところ、『シカ属ニホンムカシジカ亜属のカズサジカCervus (Nipponicervus) kazusensisもしくはシフゾウ属の一種Elaphurus sp.のどちらかの可能性があります。もしかすると他の脊椎動物化石も川原に転がっているかも・・・』とのお返事をいただきました。
   梅ヶ瀬渓谷には約80万年前に海底で堆積した砂岩や泥岩からなる梅ヶ瀬層という地層が分布しているので、その時代に生きていたシカの化石です。地層が浸食されて化石が現れ、そのうち雨などで流されてきたようです。
   梅ヶ瀬渓谷を歩かれる時は川原の石も気をつけて見てくださいね。化石が落ちているかもしれませんよ。

(J)

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