No.180 2004/07/09(金)
マムシグサの実
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虹いろのトウモロコシ。ではなく、これはヒガンマムシグサの実。緑色だった実が黄色から橙色を経て真っ赤に熟す。一粒の大きさはトウモロコシよりやや大きいくらい。熟した実を鳥がついばんだ跡には黒い軸がのぞいている。春の彼岸ころに咲いた花がもう実になって熟している。マムシグサの仲間では、花も実も時期が早い。 | ![]() |
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マムシグサ類を含むテンナンショウ属(Arisaema)は日本に30種類以上が知られているが、分類はむずかしい。図鑑によって名前が違っていたりもする。最新の千葉県植物誌(2003)ではヒガンマムシグサを房総固有の変種として、下記の学名をあてている。
(尾崎煙雄) |
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ヒガンマムシグサ Arisaema limbatum var. aequinoctiale(サトイモ科) |
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