No.224 2004/11/24(水)
くさいキノコ
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暖かかったが風の強かった日、湿った斜面でスッポンタケ(写真右)を見つけた。高さは20センチほど、濃い緑色の傘に白い柄。ちょっとグロテスクな感じがする。名前のとおりスッポンが頭をもたげている姿に似ていないことはない。 | ![]() |
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すぐ近くにサンコタケ(写真下)も生えていた。こちらはオレンジ色の傘が4つに分かれ、てっぺんで又くっつくというおもしろい形だ。サンコタケという名前は、密教の法具の一つの三鈷杵(さんこしょ)に由来するとのことだ。
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どちらも腹菌類のキノコ。傘の部分の濃い緑色のネバネバの胞子液(グレバ)がわかるだろうか。クレバはとても臭く、その匂いにハエなどの昆虫がおびき寄せられる。胞子は集まった昆虫に付いて拡散する。 | ![]() |
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(小田島高之) | ![]() |
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スッポンタケ Phallus impudicus (スッポンタケ科 スッポンタケ属) サンコタケ Pseudocolus schellenbergiae (アカカゴタケ科 サンコタケ属) |
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