No.274 2005/05/23(月)
タケノコ好きのケモノ
今年も豊英の沢沿いにおいしいハチクのタケノコを採りに行った。竹やぶに着くと、地面を掘り返した跡が目立ち、生えているタケノコの数が昨年よりずっと少ない。イノシシの仕業だ。地元の方に聞いた話では、イノシシはタケノコが地上に生えてくるよりずっと前に地面を掘り、まだほんの小さなタケノコを食べるのが好きとのこと。 また、一見立派なタケノコでも皮をむくと先端だけが無くなっているものがある。これはニホンザルの仕業だ。 ケモノたちも食べるために必死なのだろうが、このままでは、覚えたばかりの初夏の楽しみを奪われてしまいそうで心配だ。 (小田島高之) |
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イノシシが掘った穴 |
ニホンザルの食痕 |
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ハチク Phyllostachys nigra var. henonis(イネ科) イノシシ Sus scrofa(イノシシ科) ニホンザル Macaca fuscata(オナガザル科) |