No.325 2005/12/27(火)

 氷のレースカーテン


dummy    養老川の上流を歩くと、その渓谷は氷のレースカーテンの展示会場でした。
   この地域は約80万年前に海底で堆積した砂と泥が交互に積み重なった、梅ヶ瀬層という地層からできています。写真の崖を見ると砂岩と泥岩が層状の縞模様を作っています。この砂岩と泥岩の境界から地下水が染み出して、したたり落ちながら氷柱ができたようです。日陰だと日中でも溶けないので、寒い日が続くと氷柱が伸びていきます。
   この地下水が染み出す穴の中でタゴガエルやツチガエルが越冬してます。かなり寒いのですが、それだけにカエルを見つけたときは感無量です(T^T)

(大木淳一)

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