No.333 2006/1/29(日)
毛布?
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大雪の重みでできた崖崩れ。落ちた木の根元に汚れた毛布のようなものがみえる。顔を近づけてみると、布ではない。植物の細かい根がからまり合ってフェルト状になっているのだ。根と根のすき間にわずかな土が保たれていて、“毛布”の厚さは2〜3センチ。この“毛布”が垂直に近い岩盤の表面に貼り付いていて、崖に生える木を支えていたわけだ。近年はやりの増毛法を連想させる。おそらく、ぎりぎりの力で踏みとどまっていたのであろう。積雪の重みが致命的だったのも納得できる。 | ![]() |
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(尾崎煙雄) |
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