No.341 2006/02/10(金)

 落ち葉の下から


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   観察会でもしばしば訪れるスダジイやコナラの木があるの丘の上の小道。厚く積もった落ち葉をひっくり返して冬越ししている生きものをさがした。

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まず現れたのがハサミツノカメムシ。

昨年には5月8日にメスを見つけたがオスを見たのは初めて。名前の由来であるハサミのような尾部の突起と両肩の突起が赤いところが中々お洒落だ。

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次もカメムシ。これはアカスジキンカメムシの幼虫。

どちらのカメムシも普段そんなに多く見つかる種類でないので、嬉しくなる。

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最後は...

写真を見て何かわかりますか?

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もう少し落ち葉を取り除くと...

そうカエル、ニホンアカガエルです。

それにしてもこのお腹はすごいですね。起こすのは申し訳ないのでキチンと確認できませんでしたが、まだ産卵前のメスなのでしょう。

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   目につく生きものの少ない季節、落ち葉の下で暖かい春を待つカメムシやカエルに出会え、大収穫の散策でした。

(小田島高之)

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 ハサミツノカメムシ Acanthosoma labiduroides(ツノカメムシ科)

 アカスジキンカメムシ Poecilocoris lewisi(キンカメムシ科)

 ニホンアカガエル Rana japonica(アカガエル科)

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