No.417 2006/10/12(木)
カヤコオロギ
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三島小の校庭でカヤコオロギを発見した。体長1センチほどの茶色い虫。触角は長く、体長の倍近くある。コオロギという名がついてはいるが、エンマコオロギのような「コオロギらしい」姿ではない。翅は短く、鳴かないらしい。この草地には多数のカヤコオロギが生息していて、チガヤの葉を食べている。チガヤの葉はみなかじられてぼろぼろになっている。 カヤコオロギは最近減少している昆虫で、県内ではわずかな記録しかない。千葉県レッドリストでは「最重要保護生物」に指定されている。どうということもない草地なのだが、この場所は貴重なカヤコオロギの生息地である。 (尾崎煙雄) |
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カヤコオロギ Euscyrtus japonicus(マツムシ科) エンマコオロギ Teleogryllus emma(コオロギ科) チガヤ Imperata cylindrica(イネ科) |
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