No.456 2007/04/27(金)

 赤いサシガメ


dummy    三島小にあるサクラの木に冬越しを終えたサシガメが群れていた。ヨコヅナサシガメだ。今年はずいぶん数が多い。赤いサシガメも混ざっているので良く見ると、それは普通の黒いヨコヅナサシガメと形は全く同じだった。調べてみると脱皮直後は赤いのだそうだ。近くには沢山の脱皮殻がある。赤い色は、脱皮直後の柔らかい体を守るための警戒色なのだろうか?
   サシガメの仲間は口吻を他の昆虫等に突き刺してその体液を吸う。毒を持つものも知られているが、毒を持たないものでもその口吻で刺されると非常に強い痛みを感じるとのことだ。素手で触るのは避けるべきである。
(小田島高之)
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dummy ヨコヅナサシガメの成虫 dummy
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 ヨコヅナサシガメ Agriosphodrus dohrni(サシガメ科)

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