No.483 2007/08/01(水)

 虫こぶ


dummy    清和在住のNさんからの投稿写真。
   Nさんいわく、「葉の裏にあった変なもの?」
   タブノキの葉の裏についていたリンゴのような形の「変なもの」。これは「虫こぶ」の一つ。虫こぶとは、植物の葉や茎や花や実に虫が作用した結果できた「異常な形」のこと。写真はタブノキの葉にタブウスフシタマバエというハエの1種の幼虫が入り込んでできる虫こぶで、「タブノキハウラウスフシ」とい名がある。このように特定の植物に特定の昆虫が作用して、それぞれ独特な虫こぶができるので、虫こぶにも固有の名が付けられている。虫こぶはけっして珍しいものではなく、私たちの身の回りにたくさんある。
(尾崎煙雄)
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dummy タブノキハウラウスフシ dummy
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 タブノキ Persea thunbergii(クスノキ科)
 タブウスフシタマバエ Daphnephila machilicola(タマバエ科)

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