No.525 2008/03/11(火)

 コガシラコバネナガカメムシ


dummy  君津市清和地区・秋元城址近くに在住のNさんからの投稿写真。
 Nさん「城山で竹を切ったら出てきたアリ?」
 これは珍しい昆虫。直径2センチ程度の竹の茎の中にいたものをNさんが偶然発見した。アリと見間違うのも無理はない。茎の中から体長8ミリほどの黒く細長い虫がわらわらと出てくると、誰でも反射的に「アリだ!」と思い手を放す。写真に写っている白いのはこのカメムシの幼虫。こちらはシロアリにそっくりだ。このカメムシは、一生のほとんどを竹の茎の中で過ごす。食物は竹の汁。そのため滅多に人目に触れることもなく、記録も少ない。この後、Nさんは地区の共同作業でたくさん竹を切ったが、この虫はみつからないそうだ。
(尾崎煙雄)
dummy
dummy dummy
dummy

 コガシラコバネナガカメムシ Pirkimerus japonicus(ナガカメムシ科)

dummy


ニュース一覧へもどる