No.612 2008/10/31(金)
ヒエ
清和市場の小糸川近くを歩きながらソバ、クリと畑の実りを眺めていると頭が大きく垂れた、見慣れぬ穂の集団が現れた。ヒエであった。雑穀といわれる栽培ヒエだが、同属ではタイヌビエなど稲作の敵とされるものもいる。農耕史とヒエ属の関係は興味深く、細胞化石である植物珪酸体など有力な研究材料を利用して追及されている。
(江口誠一)
ヒエ
Echinochloa utilis
(イネ科)
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