No.844 2010/06/04(金)
ニホンヤモリ
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館山市に住むFさんが三島小教室博物館に届けてくれた標本(写真1)。子ども達に見せると、「ワニトカゲだ!」と勝手に命名。たしかに、頭が大きく、目がぎょろっとしたところなどはワニを思わせる(写真2)。正解はニホンヤモリ。 「ヤモリとイモリってどこが違うの?」という質問をしばしば受ける。ヤモリは人家などに棲む爬虫類で漢字は「家守」。イモリは田んぼや池に棲む両生類で漢字は「井守」。千葉で見られるイモリはアカハライモリという種類。 ヤモリの足は吸盤になっていて(写真3)、垂直の壁もすいすい登る。そうして家に入ってきた虫などを食べてくれるので「家守」というわけ。意外に思われるかもしれないが、ヤモリは三島小周辺のような山中には棲んでおらず、市街地の古い木造住宅などでみつかる。 (尾崎煙雄) |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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ニホンヤモリ Gekko japonicus(ヤモリ科) アカハライモリ Cynops pyrrhogaster(イモリ科) |
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