No.938 2011/04/27(水)
ヤドリギのその後
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3月11日に開花宣言したヤドリギのその後を観察した。ヤドリギは雌雄別株。花粉をたっぷりつけた4つの雄しべを持つ雄花(写真1)に対し、雌花には太く短い雌しべがひとつだけ(写真2)。雄株も雌株も枝先に3つずつ花を咲かせ、花の付け根からは新葉が顔をのぞかせている。4月10日には新葉が少し伸びていた(写真3)。4月15日にはくっついていた2枚の葉が離れ始めた(写真4)。この写真を見るとヤドリギの生長パターンがわかりやすい。4月20日には2枚の葉が完全に離れ、葉の下の枝も伸び始めていた(写真5)。そして4月27日、新たな枝と葉の姿が明瞭になり、葉の長さは2センチを超えた(写真6)。新葉が十分に大きく展開するころ、きっと古い葉が落ちるのだと思われる。この先も観察を続けるつもりだ。 (尾崎煙雄) |
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![]() 写真1 3月11日(雄花) |
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![]() 写真2 4月1日(雌花) |
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![]() 写真3 4月10日 |
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![]() 写真4 4月15日 |
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![]() 写真5 4月20日 |
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![]() 写真6 4月27日 |
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ヤドリギ Viscum album(ヤドリギ科) |
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