No.968 2011/09/14(水)
オオキンカメムシ
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房総丘陵の山奥で、アブラギリの実に色鮮やかな昆虫がついていた(写真1)。オオキンカメムシの終齢幼虫だ。近くには成虫もみつかった(写真2)。オオキンカメムシの幼虫は、成虫と少しも似ていない。アブラギリの葉の裏に密集した若齢幼虫の集団もみつかった(写真3)。オオキンカメムシは成虫で越冬する。房総半島はこの虫が越冬できる北限地帯にあり、越冬場所は南房総の海岸沿いの林に限られる。この幼虫たちも秋の終わりまでには成虫になり、山を下りて温暖な海岸を目指すはずだ。 |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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アブラギリ Aleurites cordata(トウダイグサ科) オオキンカメムシ Eucoryssus grandis(キンカメムシ科) | ![]() |
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