三島小でクロナガアリの結婚飛行に出会った。
このアリは結婚飛行を行う春と、餌となる雑草の種を収穫する秋だけ活動する。この時期以外は巣口をふさいで地中で生活しているのだ。
写真左上にいる大きな羽アリは女王アリ、その右手にいる小ぶりな羽アリは雄アリだ。他の巣でもこのように羽アリが巣口からあふれており、草の葉に上り下りしながら飛ぶタイミングを見計らっていた。
ところが雄アリが何匹か飛んだものの、他は何故か飛ぶのをためらっていた。他の巣のクロナガアリと飛ぶタイミングが一致しないと交尾ができない。今日はあまり結婚飛行する条件が良くないようだ。
(大木淳一) |