No.1011 2012/04/18(水)
ミツバツツジの見分け方
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房総にはミツバツツジ類が2種ある。ミツバツツジ(写真1)とキヨスミミツバツツジ(写真2)だ。両種はよく似ていて見分けが難しいが、簡単に見分ける方法がある。それは雄しべの数だ。ミツバツツジは雄しべが5本、キヨスミミツバツツジは10本なのだ。花の写真ではわかりにくいかもしれないが、解剖してみるとはっきりわかる。写真3の右側がミツバツツジ、左側がキヨスミミツバツツジ。それぞれの右下に並ぶのが雄しべ、左下は雌しべ。よく、キヨスミミツバツツジの方が色が濃いと言われるが、これはあてにならない。花色の個体差は大きく、色の濃いミツバツツジや色の薄いキヨスミミツバツツジがある。写真3でも花冠の色にはあまり差がない。 |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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ミツバツツジ Rhododendron dilatatum(ツツジ科) キヨスミミツバツツジ Rhododendron kiyosmense(ツツジ科) | ![]() |
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