「はやにえだ、はやにえだ！」と子どもが私に教えてくれた。行ってみると、フジの枝にカナヘビが刺さっていた。これはモズのはやにえで、先日、アマガエルを見つけて以来の出会いだ。カナヘビぐらいの大きさだと、ダラッと尻尾が垂れ下がる様子が生々しさを物語っている。こんな寒い季節にカナヘビを見つけるなんて、モズは狩り上手だと感じてしまう。
（大木淳一）
カナヘビ Takydromus tachydromoides（カナヘビ科）
ニホンアマガエル Hyla japonica（アマガエル科）
モズ Lanius bucephalus（モズ科）