No.1146 2013/05/13(月)
抱き違いにご用心(その3)
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九十九里町で田んぼを歩いていると、何ものかが「キャッ!」と小声で鳴いて水の中へ飛び込んだ。ウシガエルの子どもが逃げるときに、こんな鳴き声を発したのを思い出した。よくよく田んぼの水面下を眺めてみると、カエルのペアがジッとしていた。体の模様的にはトウキョウダルマガエルのペアに見えたが、逃げるときの鳴き声に納得がいかなかった。そこで、この15分後に再びそっと同じ場所に近づいてみると、水際に先ほどのペアを発見した。一見、同じ種類に見えるが実は違う。上にいるのがトウキョウダルマガエルのオスで、下にいるのがウシガエルの子どもだ。どうやらトウキョウダルマガエルが抱き違えたらしい。今年の4月5日にも抱き違えたカエルのペアを2組見つけている。まだまだ出会いそうな予感がしてならない2013年のカエル繁殖シーズンだ。 |
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ウシガエル Rana catesbeiana(アカガエル科) トウキョウダルマガエル Rana porosa porosa(アカガエル科) | ![]() |
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