No.1241 2014/04/02(水)

 群がるオタマジャクシ


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 養老渓谷沿いの田んぼを眺めてみると、雨の影響で水が溜まっている所に黒い塊が目に入った。近づいてみると、オタマジャクシが卵の周りに集まっていた。オタマジャクシは2月に産卵したヤマアカガエルで、卵は他に産んであるものから推察するとニホンアカガエルと考えられた。真冬に産卵すると大雪など過酷な環境に耐えねばならないが、それを乗り越えれば餌にありつけるので、先に孵化したもの勝ちという印象を受けた。しかし、田植えのために水をこの田んぼに張るにはまだ時間があるため、干上がってヤマアカガエルのオタマジャクシも息絶える可能性がある。田んぼという環境で生き残る厳しさを目の当たりにした。
 (大木淳一)

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 ヤマアカガエル Rana ornativentris(アカガエル科)

 ニホンアカガエル Rana japonica(アカガエル科)

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