No.1256 2014/05/22(木)

 大雪の被害


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 今年の2月に大雪は驚かされたが、その記憶もだんだん薄れてきた。しかし、この日歩いた房総丘陵の山奥にはまだその爪痕が生々しく残っていた。写真に写っているのは林道である。普段ならトラックが通れるほどのしっかりした道なのだが、左手の斜面から落ちた土砂や倒木が積み重なり道はふさがれている。枝葉に積もった雪の重みで木が根こそぎ倒れ、土砂と共に崩落したのだ。
 調査のためこの林道の終点まで歩いたが、倒木をくぐったり乗り越えたりしての強行軍が2キロほど続き、車なら10分程度の距離に2時間近くかかった。林道をふさぐ土砂や倒木を取り除くのはかなり大変な作業で、なかなか復旧の見通しも立たないという。この山の森や土壌はたまに降る大雪に耐えることができないことを思い知らされた。
 (尾崎煙雄)

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