No.1264 2014/06/04(水)

 コオイムシ


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 君津市の市街地にある小学校で、プールの生きもの観察の授業を行った(写真1)。山間部の学校と比べると、市街地の学校のプールには生きものの種類が少ない傾向がある。しかし、この日は思わぬ発見をした。コオイムシである(写真2)。オスが背中に卵を背負って保護するので有名な水棲昆虫で、体長は約2センチ。房総の山間部の池には近縁のオオコイムシが生息しているが、コオイムシを見たことはない。コオイムシはどちらかというと人里の昆虫という印象だ。それが学校のプールにいるとは思わなかった。タガメを思わせるその姿はなかなか強そうである(写真3)。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 コオイムシ Diplonychus japonicus(コオイムシ科)

 オオコオイムシ Diplonychus major(コオイムシ科)

 タガメ Lethocerus deyrolli(コオイムシ科)

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