No.1291 2014/09/09(火)

 ハス田のジャンボタニシ


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 長南町のハス田に外来種・スクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)がたくさん生息しているという情報を聞きつけて足を運んでみた。行ってみるとレンコンの収穫が始まっているが、まだハスの葉がたくさん生い茂っている状況だった(写真1)。その茎をのぞいてみると、至る所にピンク色の卵が産んであるのを見つけた(写真2)。ハスは3月までが収穫期で、4月には種用のレンコンを植えて育て始めるとのことだ。つまり、1年中ハス田は水を絶やすことがないので、ずっと水中にスクミリンゴガイが棲みついていることになる。九十九里平野の米作の水田だと冬季は乾燥するので、トラクターで田起こしすることでかなり貝を殺すことができるが、この環境だと厳しい印象を受けた。ハス田の四季を見つめたくなる一日だった。
 (大木淳一)

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写真1
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写真2
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 スクミリンゴガイ Pomacea canaliculata(リンゴガイ科)

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