No.1295 2014/09/26(金)

 トサカフトメイガ


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 ヌルデの枝先に異変が起きていた(写真1)。2、3枚の葉が糸で綴りあわされて直径20センチほどの球形になっている。中には多数の毛虫がいて葉を食べているようだ(写真2)。毛虫が糸を吐いてハンモック状の「巣」を作ったのだ。毛虫の大きさは3センチ前後(写真3)。調べてみたら、これはトサカフトメイガという蛾の幼虫であった。この後地中にもぐって繭を作って越冬し、来年の初夏に成虫が羽化するらしい。この木には同じような「巣」がいくつもできていた。今年は発生が多かったのだろうか。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 ヌルデ Rhus javanica(ウルシ科)

 トサカフトメイガ Locastra muscosalis(メイガ科)

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