No.1355 2015/05/15(金)
ハナダカカメムシ
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オヤブジラミは道ばたでよくみかける草だ。この草のトゲトゲの果実は、衣服にくっつく「ひっつき虫」として知られる。この果実に体長5ミリほどの小さなカメムシがいた(写真)。ハナダカカメムシだ。オヤブジラミをはじめとしたセリ科植物を好むこのカメムシは、40年ほど前まではこれらの草が生える水田周辺などにたくさんいる普通の昆虫だったそうだが、近年はめっきり少なくなってしまったらしい。この日は多数のハナダカカメムシがみつかった。個体数が回復しつつあるということなのだろうか。 |
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オヤブジラミ Torilis scabra(セリ科) ハナダカカメムシ Dybowskyia reticulata(カメムシ科) | ![]() |
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